鉈・ナイフ刃物(一般)鉈(なた) 50年以上前から私の実家にあったもの 地域により刃の形状が違う点が面白い。 「黒打ち」という種類で鞘は桜鞘 加治屋さんの力作で大量生産品でないところがよろしい 片手持ちに適する 刀身が厚く丈夫である 刃渡りは10cmから40cm程度 のものを指す。 柄は刃側に対して内側にやや傾けて取り付けられる。重量と刃の厚みを利用して、薪や竹を割ることも出来る。 多くは先端が矩形になっているが、ボウイナイフのように刃先と切っ先をつけた「剣鉈」(つるぎなた、けんなた)というものもある。通常、皮革や木製の鞘にいれて腰から下げて携帯する。 前述のように地域によって形状が異なり、木柄を付けるものもあれば刃と一体になった共柄の物もある。木柄も木の棒に切れ込みを入れ、そこに本体を差込み目釘で固定するものあれば、斧や鍬のように峰に穴(ヒツ)を設けを設けそこに木の棒を差し込むものもある。刃の形状も、斧に似たものや鎌に似たもの、先端部分に突起(「石付」「鼻」等と呼ばれる)を設ける物も多い。 しかし近年では地域毎に存在する鍛冶屋が激減したうえ、刃物の生産地が限られるようになり地域毎のバリエーションは減少しつつある。 なお、刃が鋭利ではないものもある。小枝を払うような用途では切断力は、刀身の重さを利用して叩き切ることによって発揮されるためである。 Victorinox社製 スイスアーミーナイフ 驚くことに13種類の工具が装填されている。 半分出した状態が上の写真 スイスのビクトリーノックス本社見学時に購入したもの。 今なら飛行機搭乗前の検査で即逮捕!だが、その昔船が遭難し、これに頼ったという話は山のようにある。 |